2005/3/30 近況報告 野村

若干疲れ気味の野村です。
「あら?またおまえ?」とお思いでしょうが、今後は大事な話が続くという事で、
発売までは、自分+誰か?で行こうという事になりました。
という訳で今回の誰か?は意外なキャスティング、
なんちゃらプロデューサーの間(はざま)と共にお届けしようと思います。
“なんちゃら”の部分は本気で覚えてません。本人から挨拶があると思います。
ほとんんどの方が「誰やの?それ??」と思うでしょうから、少し説明しますと、
彼は同い年という事もありますが、公私共に自分と一番一緒につるんでいる、早い話が親友です。
今まではグッズ系の営業を担当していましたが、このタイトルから、
裏方でマネジメント的な事や、ビジネス方の役回り…まぁ良く言えば
軍師みたいなもんでしょうか?
実はプロデューサーの橋本(元名人)の古くからの弟子的なものだったりします。
面白い奴なので、今回の“オモシロ”担当は彼に任せる事にしました。
きっとクリエイターとは違う視点の、すごく面白い話をしてくれるはずです。
(これくらいのプレッシャーでいいでしょうか?)
では、自分は珍しく今回は進行状況からお話します。

つい先日、最終形がかなり見えるものを、
社内のあらゆる側面から選抜した十数名と試写しました。
全員観終えて、共通の第一声は「ボリュームが多い!」でした。
まぁ、そりゃそうです。前回も言った通り当初の予定を遙かに越え、
総尺90分強。60分のセルDVDを想像してたものが、
何ならスタッフロールまで込みで100分近くなってる訳です。
内容に関しては、まだまだ効果音や曲、修正箇所、追加シーンのレンダリング等、
完成していない部分、身内の作品という事を差し引いても、上々の反応でした。
あまり細かい感想はネタバレになるので控えますが、
総じて「尺を感じない位飽きない展開。最低3度は胸に来る。バトル演出が凄い。
もう一度『FFVII』をプレイしたくなった。失禁もの」という様なお言葉を頂きました。
そして、何より「大スクリーンで観たい!」との事。
これはきっと待って下さっているファンの方々も同じ気持ちだと思います。
どういう形になるか分かりませんが、意外と難題のこのお題も、
何とかクリアにしたいと考えております。>のう?間
自分自身も、なるべく大勢の方と一緒にACを共有出来る場が欲しいなぁと思っています。

「もったいぶるなよ!」「早く出さない意味が分からない!」等の
ご意見がある事は重々承知しておりますが、ACは本当にまだ完成はしていません。
完成していればそうしたいのは山々ですが、弊社は完成したものは寝かさず出しています。
今年は確かに弊社はタイトルが多くて、発売日の調整はありますが、
その為に他タイトルを遅らせるという様な調整の仕方ではありません。
情報がしばらく出せなかったのは、何も裏は無く
単純にお見せ出来る物が揃って無かったりするだけなのです…。
本当に申し訳ありませんでした。

しかし!来るべき5月のE3前後から情報を再解禁して行く事になりました!
そしてそのタイミングで、いよいよみなさんが一番知りたい情報の
第一報をこの場でお知らせします!!
中止とかじゃないですよ?全ての準備が整おうとしています!
豪華な限定版やります!レンタルはやりません!(と、どさくさで言ってみる)
あともう少しだけお待ち下さい。

それと、この場を借りて済みませんが『KINGDOM HEARTS II』の方も着々と進行しております。
AC同様、そろそろ雑誌等々でも再立ち上げして行こうと準備中です。
来月にはHPもUP出来る様に、現在デザインやらコンテンツを思案中です。
このACのHPの製作をされている同じ方にお願いする事になっていますので、
AC同様、更新を楽しみにして頂けるものになると思います。>よろしくお願いします!
(自分のタイトルのHPは、ほとんどがその方です)

尚、AC、KH共に公式アナウンスでは無い、噂や憶測に惑わされるなかれ。
伝え聞く話によれば、「友達のお父さんがスクエニの社員で〜」的なものがあるとか?
開発現場の平均年齢をご存知でしょうか?そんな大きなお子さんは誰も持っておりません。
そしてタイトルの内容に関しては、そのチーム外に漏れる事はありません。
ACもKHもチーム外でその細かな内容を知る人はいません。
他タイトルの内容を自分が知らないのと同様に。
しかも本当に重要な機密等は、チーム内でもギリギリまでアナウンスされないものです。
お待たせしてしまえばしてしまう程、情報の扱いも慎重になりますので、
公式情報をお待ち下さい。

今回はこの辺で大丈夫でしょうか?
あ、一つ弊社の豆知識。
勘違いされがちですが、宣伝部と広報室は全く管轄が違います。
宣伝がタイトル付き、広報は会社的な事、ちなみにマーケティング部などありません。
何なら神羅社員証は第一事業部たった3人の宣伝スタッフの手作業で配送しております。
(最近やっと4人になりました…)
という訳で、そんな前フリから次回のこのコーナーの誰か?は
AC宣伝プロデューサーの大藤で。
(と、最後に急に指名してみる)
彼もまた、すんごい面白いです。
(と、プレッシャーも)
でも、いつもの下品なネタは抜きで。
(と、封じておく)

2005/3/30 近況報告 間
初めまして。
只今ご紹介に与りました、なんちゃらプロデューサーのハザマでございます。
ちなみに、“なんちゃら”部分には「アソシエイト」という言葉が入ります。
意味合いとしては、プロデューサー補佐になるそうです。
そうです、て他人事かよ!と思われるかもしれませんが、まぁ役名に
手足が付いて歩いているワケでもございませんので、特に気にしてもおりません。
皆さんも気にしないで下さい。
でも気にしないからって省略しちゃダメですよ。ランクアップしちゃうから。
あと、哲さんは少しは気にして下さい。

では、お題のクリエイター外視点の話しを少し。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、実は弊社、
過去に映像ビジネスに着手した事がございます。そこで、
ACの制作を開始するに当たって、先ずは当時の資料を探してみたのですが、
これが面白いほど何も残って無い。
携わっていた人間も今はほとんど居ない。
要はノウハウが全く蓄積されていなかったワケです。
まぁ、あっても参考にしませんけどね。
と、いうワケで全くゼロからのビジネス構築になったのですが、これが実にヤリ甲斐満点。
上代設定から果ては限定版仕様に至るまで、あーでもないこーでもないと議論を重ねて
決め込んで行くのですが、新しい事にチャレンジするというのは
(誤解を恐れず申し上げますと)、本当にワクワクします。
で、今丁度懸案事項の一つに挙がっているのが、上で哲さんも書いているように、
劇場での上映。何やらテンション上がって参りましたので、この場を借りて申し上げますが、
ビッグスクリーン上等です。>哲さん。
必ず実現させましょう。

こうやって、またワクワクが増えていくワケです(自分の首を絞めるとも言う)。
折角ですので、上でも軽く触れました限定版の仕様に関してのお話しを。
実は、限定版の企画自体は大分前から決定していました。
内容に関して哲さんから出たお題は三つ。
「皆さんが欲しいと思うものを」
「皆さんにとって記念になるものを」
「単発ではなく、長い時間楽しめるものを」
この三点をベースにあれこれ話し合っていたのですが、そんなある日、ハタと気付いたのは、
「これって、FFシリーズ初の限定版になるんじゃなかろうか?」
という事です。
リメイク版では何タイトルかあったかと思いますが、新作の限定版は初めてじゃないだろうかと。
さぁ、こうなるともう普通の限定版(何処となくヘン)ではダメです。
普通じゃない限定版(やっぱりヘン)でないと!
と、いうわけで、ここから更なる試行錯誤が繰り返される事になりました。
結果は・・・流石にまだ詳細は書けませんが、かなり豪華な、今までに無いモノに仕上がりそうです。
ちなみに、今回は複数アイテムを封入する予定ですが(サラっとネタバレ)、
うち二つは全く異業種の、とあるデザイナーさんに仕事をお願いしております。
その方はなんと、哲さんと自分がよく行く青山のお店の店長さんだったりします。
どう考えても文化圏の違う方だと思っていたのですが、実は『FFVII』に対して非常に
リスペクトをしていただいており、今回の企画で遂にご一緒出来る事になりました。
上記はあくまで一例ですが、確実に、今までには無い素晴らしい限定版をお届け致します。
きっとご満足いただけると思います。
是非楽しみにしていてください。

さて、最後は少しだけ真面目に参ります。
本来自分が語る事ではありませんが、ACは確実に、映像として凄まじいものになります。
というか既になっています。
そして、我々マネジメントサイドも、ご期待に答えられるよう、
各種展開をご用意させて頂いております。
一切の妥協は致しません。
5月の発表まで、今しばらくお待ちください。
それでは。


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